Crack Roaster シンジです。

今日は、読み応えのある情報誌のような感覚で記事を書きたいと思います。

 

羊も興奮した!?人類とコーヒーとの出会い

あなたはカルディという伝説の羊飼いのストーリーをご存知ですか?むかーしむかし、アフリカはエチオピアにカルディという名の少年がいました。カルディは毎日羊たちと楽しく過ごしていました。ある日、カルディは羊の群がとても興奮していることに気がつき、それは藪に生えている赤い木の実を食べたからだと気がつきました。不思議に思ったカルディは自分でもそれを食べてみることにしました。その赤い木の実を食べると、何とも言えない楽しい気分になり、近くのイスラム修道院にもっていきました(エチオピアはイスラム教信者が多数います)。その木の実を見て、良く思わなかった修道院の僧侶は、赤い木の実を火の中に投げ入れてしまったのです!するとどうでしょう、投げ入れられた赤い木の実が何とも良い香りを放ったため、僧侶がそれをかき集めてお湯に浸してみたのです。これが人類がコーヒーという飲み物を発見した経緯と言われています。(諸説ありますが、私はこの説が最も有力だと個人的に思うだけですので、気になる方はネットで調べてみてください)

 

日本でのコーヒーの広がり

人類との奇跡的な出会いを果たしたコーヒーは、アラビア商人によって世界中へ広げられました。日本も例外ではありません。日本列島とコーヒーとの接触は寛永18年ごろ(1641年ごろ)と言われ、長崎の和蘭商館経由でオランダ人商人が持ち込んだのが最初といわれています。やがで1858年ごろには日本への正式な輸入が認められ、そこからコーヒーを嗜んだり、喫茶店がオープンしたりする文化が日本に根付いたといわれています。

外国から持ち込まれたものが少しづつ日本に根付いてきた中で、年代によってコーヒーショップや喫茶店に対する価値観は少し異なるのではないでしょうか?戦後好景気を経験された昭和生まれの方々は「喫茶店=マスターのネルドリップを一杯いただきながら、レコードで音楽を聴いたり読書したりする場所」という捉え方をしていらっしゃるのではないかと思います。また、私のように平成初期・中期生まれの方々は、「おしゃれなインテリアに囲まれたい時、デートの時、少しパソコンで作業したい時、本格コーヒーを楽しみたい時に行く場所」と捉えているのかもしれません。

 

スペシャルティコーヒーと現代人

長い時間をかけて、人類にとってなくてはならない存在にまで昇華されたコーヒーという飲み物も、研究熱心な人々によって、もはやただの飲み物ではなくなってきました。Crack Roasterが使用しているようなスペシャルティコーヒーという新しい概念が生まれたり、コーヒーチェーンで大きく事業を展開する企業も出てきたりと、日本は先進国の中でも「コーヒー大国」と称されるまでになりました。元来コーヒーは、火をじっくり通してしっかりとした苦味を表現する手法である「深煎りコーヒー」が主流でした。昭和の喫茶文化が大好きな方々は、深煎りコーヒーを嗜んでいるのではないでしょうか?しかし、深煎り一辺倒のコーヒー文化に革命がおこります。「そこまで火を通さなくても美味しいのではないのか?」と考えたロースター(焙煎士)たちが、何と今までの常識を覆す「浅煎り」という手法を打ち出したのです。

浅煎りブームに火がついたのはつい最近ですが、アメリカ西海岸発祥の「浅煎り」という概念はすぐさま日本に持ち込まれ、東京のロースターが浅煎りですっきりしたコーヒーを提供し始めたところ流行に敏感な若者にすぐに取り入れられ、一気に浅煎りブームが広がりました。

スペシャルティコーヒーを使ったサービスは世の中にたくさんあり、Crack Roasterもそのうちの一つです。スペシャルティコーヒーを扱う事業者さんはそれぞれに素敵なコンセプトを持っていらっしゃいます。物が溢れる現代だからこそ、1杯のコーヒーを飲みながら落ち着いて自分と向き合う優雅な時間を持つことも良いかもしれませんね。

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