【2021年版最新情報】スペシャルティコーヒーとサードウェーブの違い
こんにちは。在宅ワークの味方コーヒーブログシンジ(@muflah_shinji)です。
現役のコーヒービジネスオーナーが、おうちコーヒーの伝道師として日々ブログやYouTubeで情報発信をしています。
スペシャルティコーヒーとかサードウェーブコーヒーってよく聞くけど違いがイマイチわからんっす。
本記事ではこういった疑問に対して深掘りしていきます。
サードウェーブは時代、スペシャルティは商流

結論、サードウェーブコーヒーは時代の流れのことで、スペシャティコーヒーは商流のことを指します。
全く違いますよね。それぞれ順番に解説していきます。
サードウェーブコーヒーとは?

サードウェーブとはアメリカで起こったコーヒーの流行の第3段階のことを指します。第3波って書くとコロナみたいであまり明るい気持ちにならないので、ここでは第3段階という表現をしますね。
第3を知る前に、第1と第2がどういうものであったかを知る必要があるので順番に見ていきましょう。
ファーストウェーブ

コーヒーのファーストウェーブ(第1段階)は1800年代から1960年ごろまで続いた大量生産大量消費の波のこと
この時代のコーヒー、正直飲んでみたいんですよね笑。2020年の現在は高品質なコーヒーがきちんと透明な商流で販売されていて、対価を払えば高品質なコーヒーが楽しめます。
この時代は明らかに「質より量」って感じの時代の流れだと思うので、味わうというより「たくさん飲みたいから安いのがいいよね!味とかよくわかんない!」って感じだったと思います。
セカンドウェーブ

コーヒーのセカンドウェーブ(第2段階)は1960年ごろから始まったシアトル系コーヒーが台頭した時代
この時代は、深煎りの高品質なコーヒーを扱うシアトル系コーヒーのチェーン店がの出店が目覚ましく、スターバックスコーヒーに代表される高品質コーヒーのカフェが徐々に市民権をえてきた時代。
あくまで僕の予想ですが、この時代に来てやっとコーヒーを味わうという事の魅力に人々が気づき始めたのではないかと推測しています。
*ちなみにスターバックスコーヒーの創業は1971年です。創業の地はもちろんシアトル。ちょうどこの時代ですね。
サードウェーブ

サードウェーブ(第3段階)は、生産地や環境への配慮の姿勢が注目され、ハンドドリップなど質の重要性がより高まってきた時代。世界各国の文化とコーヒーが融合し始めた時代でもある
ここについては、今私たちが生きているこの2000年代がまさにそうです。おしゃれなコーヒーショップや生産地の名前を必ず記載した豆の販売方法など品質や商流の透明性を重視した時代のことをいいます。
一説によるとこのサードウェーブは、日本の昭和の喫茶文化に影響受けてアメリカの西海岸で始まったと言われています。
サードウェーブのもう一つの特徴はハンドドリップやネルドリップなどで丁寧に1杯ずつ抽出すると言う事ですが、日本の昭和頃の喫茶店はいっぱいいっぱい丁寧に入れていることと共通します。
特特に最近流行のブルーボトルコーヒーの創業者はもともとクラリネット奏者だったけれど日本に来たときに長く続く喫茶文化に影響受けてアメリカに戻ってブルーボトルを創業したとも言われています。
ブルーボトルコーヒーのオンラインストアは>>>こちら
スペシャルティコーヒー

持続性(sustainability)、生産の追跡可能性(Traceability)、フレーバーなどの個性を持つ。この3つを満たす高品質なコーヒーの事
簡単に言えば「高品質なコーヒー」ですが、ただ高価であればいいというわけでもなく、農作物としてのコーヒーの品質や持続可能性を重要視している点がスペシャルティコーヒーの一番重要な点です。
生産国、生産エリア、農園、標高、品種、精製方法など生産に関わる様々な情報に透明性を保っています。
そのため、大量生産大量消費のコーヒー豆と比較するとスペシャルティコーヒー愛飲者は「ケニアにある〇〇農園の〇〇さんが育てた豆を使っているから、〇〇さんの生活に貢献している」といった、生産者を思いやる気持ちを大切にする人が多いです。
ちなみに、都内で行ってみたいスペシャルティコーヒーショップをまとめましたので、都内にお住まいの方はぜひ行ってみてください。
他の地域にお住まいの方には、上記のコーヒーショップの高品質コーヒー豆の通販サイトをご紹介しておきますので、試してみてはいかがですか?
まとめると、なんとかウェーブとつくものは時代の流れを指します。
- コーヒーのファーストウェーブ(第1段階)は1800年代から1960年ごろまで続いた大量生産大量消費の時代
- セカンドウェーブ(第2段階)は1960年ごろから始まった、シアトル系コーヒーが台頭した時代(スタバなど)
- サードウェーブ(第3段階)は、生産地や環境への配慮の姿勢が注目され、ハンドドリップなど質の重要性がより高まってきた時代
それとは違い、スペシャルティコーヒーとは商流のことを指します。
持続性(sustainability)、生産の追跡可能性(Traceability)、フレーバーなどの個性を持つ。この3つを満たす高品質なコーヒーの事
スペシャルティコーヒーはおうちで簡単に飲めます。おうちコーヒーの始め方がわからない方向けに5ステップで解説していますので、参考にしてみてください。
本記事があなたのコーヒーライフに役立つと幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。