コーヒーのカッピングをする時のお湯の温度は?
こんにちは。
コーヒー焙煎士、経営者のシンジです。
今回はコーヒーのカッピングを行うときのお湯の温度について書いていきたいと思います。
カッピングについて学びたい人向けに優しく解説しています。
コーヒーのカッピングをする時のお湯の温度は?

- カッピングとは?
- 湯温についての考え方
- カッピングをするときの湯温
カッピングとは?

カッピングとは仕入れたコーヒーの生豆を焙煎して、実際に商品にする前に味見をするプロセスのことをいいます。
品質にこだわっているスペシャルティーコーヒーショップであれば、カッピングは非常に大切なプロセスです。
なぜならそれは実際に商品として販売するコーヒー豆のクオリティーをチェックするプロセスだからです。
もしカッピングをせずに仕入れた生豆を焙煎してそのまま提供してしまうと、本当にそれがおいしいのかわからないですよね?
なので品質にこだわっているコーヒーショップであればあるほど、お客様にドリンクや豆販売で提供する前にカッピングでクオリティーチェックを行います。
湯温についての考え方

次に湯温についての考え方を話していきたいと思います。
「コーヒーと温度の関係!抽出温度から飲みごろまで【NG例も紹介】」という記事で詳しく解説している通り、コーヒーを抽出する時の適切なお湯の温度は豆の焙煎度によって異なります。
ポイントを以下にまとめます。
- 浅煎り 90~93度
- 深煎り 85~88度
ではなぜ浅煎りと深煎りで抽出温度が違うのでしょうか?
それは焙煎の時に豆に火を通した時間が違うからです。
浅煎りは名前の通り浅く焙煎しているので、コーヒー豆に対してあまり火が通っていない状態です。
逆に深煎りは、コーヒー豆に火を通す時間が長くなります。
浅煎りのコーヒー豆を高いお湯の温度で抽出してもいい理由は、コーヒー豆自体に火があまり通っていないため熱を加えても味のバランスが失われないからです。
深煎りの豆に高い温度のお湯を触れさせるとどうなるかというとコーヒー豆が火傷してしまいます。
だから深煎りの豆は浅煎りよりも低いお湯の温度で抽出するわけです。
【メモポイント】焙煎度によって抽出する温度は異なります。
浅煎りは高い、深煎りは低い、と覚えれば◎
カッピングをする時の湯音

さてここまでお話ししたことを前提に置いてカッピングを行うときのお湯の温度について考えましょう。
結論、先ほどお話したお湯の温度の理論はカッピングをする時でも変わりません。
コーヒー豆の味を最大限引き出すことを考えるとカッピングであろうとハンドドリップであろうとエアロプレスであろうと、焙煎度とお湯の温度の関係性は変わりません。
- 浅煎り 90~93度
- 深煎り 85~88度
この温度のレンジであれば、大変まずいコーヒーができる事はないと思います。
ですのでおうちで趣味でカッピングを行うときは、是非この理論を参考にしてみてください。
それではまた。